砥部:砥部焼

  • 愛媛県伊予郡砥部町

白の磁器に呉須で描かれた藍色の絵柄と、やや厚手の素朴な形が伝統的な砥部焼のスタイル。丈夫でもあることから地元の人々にも広く親しまれています。

砥部焼陶芸館

砥部焼を手軽に見るには松山市中心部から車で約30分程度の「砥部焼陶芸館」が便利。数多く展示、販売されています。

砥部焼は三百七十年前朝鮮から渡来した陶工によって日曜雑器が焼かれたのに初まり安永年間大洲藩公の奨励により杉野丈助の白磁焼の成功によって、その基礎がつくられた。

砥部焼陶芸館

砥部焼の窯元

砥部焼の窯元は 砥部焼協同組合 のページから探すことができ90以上あります。

その中で私が行ったことのある窯元は永立寺窯(えいりゅうじ)と工房一夢(いちむ)だけですが、工房一夢は何度か伺っていますので、その一部を紹介します。


砥部焼:工房一夢

  • 工房一夢
  • イチム
  • 大西 潤
  • 愛媛県伊予郡砥部町上原町74−5

伝統的な砥部焼をベースとしながらも、新しい形を探究されているのが陶芸家 大西 潤氏の『工房一夢』。この写真は工房に伺った時のもの。磁器であっても素焼きの段階ではこのようにベージュ色をしています。

素焼き


本焼・完成

上薬をかけ本焼きし、焼き上がったものが下の白く滑らかな肌を持つ砥部焼。写真は「工房一夢」独特の「うねり」を持つ花器とフリーカップ。

フリーカップ

見た目に・・・不思議な形ですが、このカップ(イチムホワイト・小)、使ってみると良さがわかります。

軽く持ったとしてもすべらず、手に馴染むのが気に入って、私はコーヒー用に愛用しています。このカップの肌は砥部焼きそのもの、しかし伝統的な砥部焼きとは違い、口は薄く飲みやすい。「うねり」が機能になっているのが粋です。

洗面用の器

最近人気があるのが、洗面用の「うつわ」。写真はろくろで出来上がったばかりのもので、乾燥させている段階。


下が完成した洗面用の器。やや厚手の作りと白く滑らかな肌は砥部焼きの伝統的なもの。 図案は、大西実和氏による絵付けの『みかん』。

この器は洗面台用のカウンターを丸くくり抜くなどして埋め込んで使います。カウンターの設計段階でトップと器をどう組み合わせるか考えるのは楽しいものです、1つ1つ手作りですから、形状、大きさ、図案とも相談に乗ってくれるはずです。

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